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新NISAは夫婦でまとめる方が良い?メリットデメリットをわかりやすく解説

新NISAは夫婦でまとめる方が良い?メリットデメリットをわかりやすく解説

この記事では、新NISAを夫婦でまとめられるのか、そのメリットとデメリットについて解説します。

夫婦で新NISAをまとめたら、非課税枠が増えてお得になるのかな?

でもデメリットがあったら怖いよね。

制度の仕組みを理解すれば、夫婦での新NISA活用を正しく判断できますよ。

新NISAは一人一口座が原則なので、夫婦でひとつにまとめられません。

ただし、まとめられないから「意味がない」というわけではありません。

夫婦での新NISA活用を考えること自体が、資産形成を始める大切なきっかけになります。

しっかりチェックしていきましょう。

目次

夫婦で新NISAをまとめることはできるのか?

新NISAは「夫婦でひとつにまとめて使えるのでは?」と考える人も多いですが、制度上そのような仕組みはありません。

一人につき一口座が原則であり、まとめることはできないのです。

ただし、夫婦それぞれが新NISA口座を開設すれば、二人分の非課税枠を利用できます。

この点を正しく理解すれば、夫婦での新NISA活用を考えるときの土台になります。

誤解されやすいポイントと正しい利用方法を整理しました。

一緒に確認していきましょう。

新NISAは一人一口座が原則

新NISAは「一人につき一口座」と法律で定められています。

そのため、夫婦でひとつの口座を共有して使えません。

夫婦でまとめて管理できると思ってた…。

じゃあ、夫婦で一緒に同じ口座を使うのは無理なんだね。

必ず個人ごとに口座を開設し、それぞれの名義で運用する仕組みです。

つまり「夫婦でまとめる」という制度は存在しない点を、まず理解しておきましょう。

「夫婦でまとめる」の誤解が多い理由

「夫婦でまとめられるのでは?」と誤解されやすい背景には、非課税枠が倍になるという点があります。

夫婦でそれぞれ新NISA口座を持てば、年間の非課税投資枠は単純に二人分です。

そのため「ひとつの口座にまとめて大きな枠を使える」と考えてしまう人が少なくありません。

しかし実際には、あくまで「二人それぞれに使える枠がある」という仕組みなのです。

なるほど、二人分になるから“まとめられる”と勘違いしちゃうんだ。

思ってたよりシンプルな仕組みなんだね。

そうですね。誤解を解いて正しく理解するのが大切です。

正しい理解と利用の仕方

正しくは「夫婦でまとめる」のではなく、夫婦それぞれが別々に口座を持って運用していきます。

夫の口座・妻の口座を組み合わせれば、実質的に非課税枠を広く利用できます。

なるほど!
二人分を合わせて使えるってことなんだ。

でも同じ口座でまとめるという意味ではないんだね。

管理はそれぞれの口座ごとに行う必要があります。制度を正しく理解して活用しましょう。

誤解を避けて正しい仕組みを知れば、夫婦で新NISAを安心して活用できます。

新NISAを始めるには、証券会社で口座を開設する必要があります。

その中でも利用者が多いのは「楽天証券」と「SBI証券」です。

どちらもスマホから簡単に口座開設ができ、取扱商品の数や利便性が高い点も魅力です。

また、ポイントで投資ができる仕組みも整っており、普段の生活と投資をつなげやすくなっています。

普段利用するサービスと相性のよい証券会社を選ぶのも、一つの方法です。

もっと詳しく知りたい方はこの記事も読んでみてください。

夫婦で新NISAを利用するメリットとデメリット

夫婦で新NISAを利用する場合、非課税枠を広く使えるというメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。

押さえておきたい点は次の3つです。

夫婦で新NISAを利用する際に確認したいポイント

夫婦で利用するメリット

夫婦がそれぞれ新NISA口座を活用すれば、非課税枠は二人分となります。

結果として、投資に使える金額の幅が広がり、長期的な資産形成を加速できます。

夫婦でやれば、使える金額がぐんと増えるんだね!

老後の準備とか教育費も安心できそう。

二人で取り組めば、目的に合わせて資産形成を進められますよ。

さらに、リスク許容度や目的に応じて投資先を分けられる点もメリットです。

たとえば、片方は安定的な投資信託、もう一方は成長株に挑戦する、といった分散も可能になります。

注意すべきデメリット

一方で、夫婦それぞれが積極的に投資すると、家計に負担がかかる場合もあります。

特に生活費や教育費とのバランスが崩れると、投資が長続きしません。

また、同じ銘柄に集中投資してしまうと、リスクも二重に背負うことになります。

さらに、夫婦間で資金を移動すると、年間110万円を超えた場合に贈与税がかかる可能性もあるので注意が必要です。

専業主婦など、1人の収入が少ない場合は特に気を付けてください。

いっぱい投資すれば、将来は安心できるんじゃない?

でも、無理して続けられなくなったら意味ないよね。

生活に無理のない範囲で続けることが、新NISAを活用する上で大切です。

判断の参考になる考え方

新NISAをひとつにまとめることはできませんが、夫婦であれば口座を二つ使えます。

ただし、メリットばかりに注目せず、家計の状況やライフプランを踏まえた判断が欠かせません。

どれくらい投資に回せばいいのか分からないよ…。

生活費とのバランスを間違えたら続けられなくなりそう!

まずは生活費を優先し、できる範囲から始めてみましょう。

投資額を考えるときには、まず「生活に必要なお金」を確保することが基本です。

その上で、すべてを貯め終わってから投資を始めるのではなく、貯金と並行して少額から投資を取り入れる方法もあります。

必要な支出を見積もった上で、無理のない範囲から投資を始めましょう。

少しずつ投資に取り組めば経験が積み重なり、将来の資産形成をイメージしやすくなります。

夫婦で話し合い、自分たちに合った無理のないスタートを切れば安心につながりますよ。

新NISAは夫婦でまとめられないけれど活用はできる!まとめ

この記事では、新NISAを夫婦でまとめられるのか、そのメリットとデメリットについて解説しました。

最後に、内容を振り返っていきましょう。

まずは制度面の理解です。

新NISAの制度を正しく理解するためのポイント
  • 新NISAは一人一口座のため、夫婦でまとめることはできない
  • それぞれが口座を持てば、制度上は二人分の非課税枠を利用できる
  • 正しく理解して使えば、資産形成の第一歩になる

次に、夫婦で新NISAを利用する際に押さえたい点です。

夫婦で新NISAを利用する際に確認したいポイント
  • 二人分の非課税枠を活かすことで、長期的な資産形成を有利に進められる
  • 資金計画を誤ると家計を圧迫するリスクがある
  • 貯金と並行して少額投資を始めれば、投資経験を積める

メリットとデメリットが分かってスッキリしたよ。

まずは小さく始めてみるのがよさそうだね。

正しく理解して、自分たちに合った方法で活用していきましょう。

新NISAは夫婦で共有はできませんが、それぞれが口座を持つと非課税枠を広げられます。

大切なのは、制度を誤解せずに家計に無理のない範囲で投資を続けることです。

小さく始めて経験を積み、夫婦で話し合いながら活用すると、将来の安心につながります。

メリットとデメリットを冷静に比較し、自分たちに合った方法を選びましょう。

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