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お金がないけど新NISAは始めるべき?資金に余裕がないときの対処法も紹介

お金がないけど新NISAは始めるべき?資金に余裕がないときの対処法も紹介

この記事では、お金がないけれど新NISAを始めるべきか、そして資金に余裕がないときの工夫について解説します。

お金がないけど、新NISAって
やったほうがいいの?

少額でも本当に意味があるのかな?

資金が少なくても始められる
理由と、無理なく続けるための方法を紹介します!

新NISAは、少額から資産形成をスタートできる国の制度です。

ただし、生活費に影響が出る状態での積立は避ける必要があります。

正しい準備と運用の工夫で
、無理なく長く続けられる環境を整えましょう。

目次

お金がない人でも新NISAを始めたほうがいい理由

新NISAは、投資で得た利益が非課税になる国の制度です。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を
利用して運用でき、年間最大360万円、
生涯で1,800万円まで投資できます。

また、まとまった資金がなくても始められる点も大きな特徴です。

少額からでも長期的に資産形成を進められるため、資金に余裕がない方にも向いています。

まずは、新NISAを早めに始めたほうがいい理由を3つ紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新NISAを始めたほうがいい理由①
少額からスタートできる

新NISAは少額から積み立てできる金融機関もあり、大きな資金を用意しなくても始めやすいのが魅力です。

投資って、やっぱり
10万円くらいないと無理かな?

いいえ。
新NISAは100円から始められます!

たとえば、月1,000円の積み立てでも年1万2,000円になります。

もし月5,000円に増やせば、1年間で6万円。

これを10年間続けると60万円の元本です。

さらに複利効果を考えれば、運用益も
積み重なり、将来の大きな安心につながります。

「貯まったら始める」より「少額でも始める」ほうが、時間を味方にできます。

投資は金額よりも
「継続する姿勢」が重要です。

積み立てた金額と期間の運用額を調べたい場合は、金融庁の「つみたてシミュレーター」で確認できます。

新NISAを始めたほうがいい理由②
長期・積立・分散でリスクを抑えられる

新NISAのつみたて投資枠は、長期・積立・分散に適した投資信託が対象です。

少額で始めても、損するのが
怖いな…

時間をかけて少しずつ投資することで、大きな値動きの影響を受けにくくなります。

毎月一定額を積み立てれば、自然に「ドルコスト平均法」を使うことになります。

長期的に見ると、価格変動の波をならしながら運用できるのが特徴です。

ドルコスト平均法とは

毎月同じ金額で投資を続ける方法です。

価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるので、長く続けると購入価格のブレが小さくなります。

「高いか安いかを考えなくてもよい」ため、初心者でも値動きに振り回されずに続けやすいのがメリットです。

複数の商品に分けて投資するので、特定の銘柄や地域の下落リスクも分散できます。

新NISAを始めたほうがいい理由③
必要なときは引き出せる

新NISAはいつでも現金化できます。

そのため、急な出費が発生しても対応できるので、安心して利用を続けられます。

じゃあ、
急にお金が必要になっても安心だね。

必要なときに引き出せる柔軟さが、新NISAの魅力の一つです。

ただし、50万円分を売却しても、その年の投資枠が増えることはない点に注意が必要です。

翌年になると、売却した50万円分の投資枠が復活する仕組みになっています。

資金に余裕がないときの注意点と対処法

資金が限られている状態で新NISAを始める場合は、いくつかの注意点があります。

無理な金額設定や生活費を削っての投資は、長続きしません。

なんとなく始めるのではなく、準備が大切です。

ポイント①生活防衛資金を確保してから始める

投資を始める前に、生活費の3〜6か月分は普通預金に残しておきましょう。

急な出費に対応できる資金がないと、投資を続けられなくなる恐れがあります。

全部新NISAに入れちゃえば、早く増えるんじゃない?

それでは生活が不安定になります。まずは生活費を守るのが最優先です。

生活防衛資金を持っていれば、相場が下落しても慌てずに運用を続けられます。

平均的な生活費が月約15万円なら、約45万〜90万円を目安に、
月約30万円の場合、約90万〜180万円を目安に貯金があるといいでしょう。

今から生活防衛資金を貯める方は、月1,000円でもつみたて投資を始めることをおすすめします。

生活防衛資金が貯まる頃には、投資の知識と経験も積み上がっていますよ!

ポイント②無理のない金額で積み立てる

毎月の収支に合わせ、少額から始めるのがおすすめです。

一度に多くの金額を設定すると、生活費を圧迫する原因になります。

少なすぎたら意味ないかな?

少額でも継続すれば、長期的に成果が期待できます。
大切なのは「投資を生活の習慣にすること」です。

たとえば最初は月1,000円から、慣れたら月5,000円に増やすといった段階的な積立も有効です。

学生や新社会人なら小さく始め、収入が増えたらボーナス月だけ上乗せするなどの工夫もできます。

生活状況に変化があれば、その都度積立額を見直しましょう。

引っ越しや転職などライフスタイルが変わるタイミングは、見直しの良い機会です。

「無理なく続けられる金額」が、新NISAを長く活用するコツです。

ポイント③投資の基礎を理解しておく

制度の仕組みや投資商品の特徴を知らずに始めるのは危険です。

情報不足のままでは、損失が出たときに適切な判断ができません。

友達がやってる投資をマネすればいい?

人によって合う商品は違います。
自分に合った選び方を知りましょう。

基礎知識があれば、値動きにも落ち着いて対応でき、投資を継続しやすくなります。

また、不安が強い場合は独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)等に相談するのも一つの方法です。

金融庁の公式サイトや証券会社のコラム、初心者向けの投資本などもおすすめです。

楽天証券SBI証券など大手証券会社の公式サイトには、投資の基礎を学べる記事が充実しています。

投資が身近に感じられるようになりますよ。

少額でもOK!新NISAでできる「今からの資産づくり」

この記事では、お金がないけど新NISAを始めるべき理由や、資金に余裕がない場合の対処法について解説しました。

最後にもう一度、振り返っていきます。

資金面で不安があっても、上記の理由から新NISAは始めやすい制度です。

やっぱり生活費まで使うのは危ないんだね。

まずは生活を守り、その上で投資を続ける環境を整えましょう

じゃあ、まずは月1,000円から始めてみようかな。

良いスタートです。
少しずつでも続ければ、将来の安心につながります。

新NISAは、少額から長期的に資産形成できる魅力的な制度です。

ただし、生活を圧迫するような運用は避け、知識を身につけながら無理なく続けることが重要です。

教育資金や住宅購入資金、老後の生活費など、目的に合わせた長期的な計画を意識しましょう。

積立のモチベーションも高まりますよ。

これから新NISAを始めてみたいと思っている方はこちらの記事もおすすめです。

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